二月といえば、というわけではないのですが、
B君がお茶を持ってきたので、書いていきたいと思います。

両河内という区画があります(静岡県にかつて両河内村というものがありました。)
高嶺の香(たかねのはな)というお茶を作り、毎年かなりの価格で取引される、
あまり有名でない茶産地です(一般的には)。


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タイトルでなんとなく察していただけるかと思うのですが、
今回も去年の新茶を持ってきた(HONYAMA CHA)ので、これももう旧茶です。
あと最後の一杯、二杯分なんで茶葉の細かいこと…(もらい物なので文句は言いませんw)
少し黄色くなってしまっていますが、つやがあり、しっかりと撚られた姿は
高級なものであることを容易に想像させます。
100g、5000円でしたかね?煎茶は毎回こんなもんのお値段のはず。

入れてみました


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ちょっと薄く見えますが、カメラの関係です、もう少し黄色がはっきりしています。
味としては、甘みや旨味よりもすっきりとした心地の良い渋みが中心となっています。
もっと温度低くしたら変わりそうですが、そんなに茶葉がないのでニュートラルに入れました。
少々のとろみと、舌の奥に残る渋み、鼻に抜ける香りは格別ですね。
昔ながらのしっかりとした味のお煎茶といった感じでしょうか、
じわーっと口の中に余韻が残ります。


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茶葉はこのような感じ、(もう最後なので)少し細かいですがB君曰く
「俺が飲んでた頃の3分の一くらいの細かさだな」とのことなので
新品はしっかりと茶葉の形を保っているのでしょう。
在庫一掃のために私に押し付けるのは止してほしいのですが(やめろとは言っていない。)

茶葉はやはりかなり柔らかく、食べても葉脈は気になりません。
茶殻からもいい香りがします、
例えるなら…うーむ。
青っぽくて甘みの少ないくちなしの花ですかね?
甘くはないんですがかなりすっきりとしています。
香りだけで
「ああ、このお茶はおいしいだろう。」
と(大体思うんですが)思えるお茶ですね←

今回はこのあたりにしましょうかね。
それでは。